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Ep.II/III時代の貨車表記について [Maerklin-Guterwagen]

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先日当ブログで4795について、当時の車体表記の疑問を投げかけたところ、すぐにめるふぁんさんからこの表記についての資料を頂き、その詳細を理解することができました。その資料が上画像(Abb.134部分)になります。

どうやらこの時代は、貨車の積載重量制限は文字と数字で表記するのとは別に、直感的に理解できる工夫がされていたことがこの資料から読み取れます。制限重量を8種に分け、その数字はt(トン)単位で表記。そして数字を囲う枠線をそれぞれで異なる形状にすることで、作業従事者は一目で理解できるよう工夫されています。

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画像は、先の4795の妻部に印刷されているものですが、四角枠に「20」と記されていれば制限積載重量が20tであることが一目で理解できます。

他のモデルでもこうした表記を探したところ、半円形枠に「15」という数字を見つけました。(下画像)
しかし、これは無蓋貨車で妻部に表記できるスペースがなかったためか、側面の台枠妻部付近に表記されています。

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こうして見ると当時の貨車に益々興味が湧いてきます。

また、貨車の四隅に記されている2本(あるいは3本)の横棒ですが、これも4つの種類があることがこの資料(Abb.135 a - d)で理解できます。どうやらこれはブレーキの種類で表記が異なるようです。ブレーキホース(圧搾空気制動管)の有無とブレーキメーカー(クノール社製やウェスチングハウス製など)と種類で表記が異なるようです。これも作業員が把握していれば、文字に頼ることなくどのようなブレーキなのかすぐに理解できる工夫でしょう。

これら車体表記はEp.IVのUICナンバー化で消滅しました。コンピュータのない時代、如何に工夫を凝らして貨車とそれを扱う人間とのコミュニケートができるかの知恵の1つだと感じました。今やIoTの時代ですから貨車に電子タグを付けることで一元的に膨大な貨車をどの端末からでも把握できる時代になっていますが、こうしたプリミティブな表記を省みることも模型の楽しみの1つなのでしょうね。

Special Thanks: めるふぁんさん
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4795 Om Breslau / DRG Ep.II [Maerklin-Guterwagen]

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このモデルは、私がドイツから帰国することを決めた1997年、退職時に会社の同僚一同から贈られた2両のメルクリン貨車モデルのうちの1両です。もう1つは既に当ブログでも紹介した色鉛筆を載せたモデル(4771)で、今回紹介するモデルは小さなクマのフィギュアが荷台に載っていましたが、あれから20年以上が経ち、クマの方が劣化してしまい、現在は何も載っていません。

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実車は、1913年から1928年まで製造されました。緩急室つきなどのバリエーションも含めれば20万両以上製造された無蓋貨車Om Bresulau (Ep.IIIではOm 12)形です。最初期は王国鉄道時代のEp.Iから最終的にはEp.Vまで運用されていたとのことです。

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車端部側面です。車体の四角側面に2つの白いマーキングが見えるのはEp.IIIの特徴的表記と思っていましたが、DRG時代のEp.IIモデルでもあるのですね。(手持ちのEp.II時代の貨車モデルが少ないので知りませんでした)

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車輪はスポークタイプです。車体色がEp.IVまで同じ標準色なので、時代を感じるのは車体表記の他には車輪ぐらいでしょうか。

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車体の表記です。 Koll'sによれば、4795.10として1993年から1997年までリリースされたとあります。最終ロットかそれに近いロットで製造されたモデルとは思いますが、印刷精度はほぼ行き着くレベルに到達しているように思います。非常に精細です。

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台枠の表記もしっかりと印刷されています。

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車体妻部分の正面です。この時代の貨車の特徴に妻上部に四角い枠に囲まれた「20」と印刷された表記があります。この形式以外の同時期の貨車モデルにも同様の表記を見つけているので、これの意味するものをちょっと知りたくなっています。
もしご存知の方がいらっしゃいましたら、コメントいただければ嬉しいです。

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俯瞰した画像です。この貨車は、その形状から分かるように利用範囲は広範に及ぶと思います。サードパーティの会社からは積荷モデルもあるでしょうし、様々な積荷が想定できますのでシーンも選ぶことはないモデルのように思えます。私も同時代の好きなモデルにJunkersのF13形旅客機運搬列車がありますが、色が違っても一緒に連結して走らせれば、かえってリアリティのある編成になりそうで試してみたくなりました。

[参考文献]

Om Breslau /「WAGEN」GeraNova Verlag München
Koll's Preiskatalog 00/H0
タグ:DRG Ep.II Om Breslau
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31979 MHI 5 Jahre Jubiläumswagen [Maerklin-Guterwagen]

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随分昔(2006年末)のことですが、当ブログ記事「MHI: Maerklin Haendler Initiative」でも写真だけお示ししました貨車モデルです。このモデルについて紹介します。

このモデルは、メルクリンのMHIが1990年に始まって5周年記念で記念本と共にリリースされました。当初は実車が少数製造された客車モデルなどが多かったですが、だんだんと玄人好みのディープなモデルがリリースされるようになり、それもカタログには載らない上にネットもない時代、パンフレットのみで告知されるようなゲリラ的な販売を始めたので、私は、情報収集のために販売店に足しげく通うことになるのでした。

そんなことが普通になった1994年にそれまでリリースされて居たMHIモデルを全て掲載したハードカバーの本の表紙と同じ絵柄の2軸古典有蓋貨車モデルがリリースされました。もちろんこれもMHIモデルです。

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緩急室側車端部側面です。モデルはG(h)形で、単なるMHIの広告貨車モデルなので、ファンタジーモデルと位置づけられます。しかし、MHI製品をリリース当初から見てきた私は、MHIモデルの成長を見守ってきたような気持ちで特別な思いを持って購入したのでした。

モデルとしては、漆黒の車体にMHIモデルのレプリカ消防自動車、そして専用のロゴが印刷されています。印刷の精度は十分に満足のゆくレベルです。とはいえ、細かな形式などの車体表記が表記がないため、実車の雰囲気は醸し出されません。

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車体妻部正面の緩急室側と非緩急室側になります。

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モデルを俯瞰したところです。地味な無彩色なので古典貨車の編成にも溶け込むような気がします。
タグ:MHI G Hannover
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46022 Insider-Jahreswagen H0 2005 / DB Ep.III [Maerklin-Guterwagen]

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2005年にリリースされたインサイダー会員向け私有無蓋貨車モデルです。実車については手元の資料に該当する形式が見つかりませんでした。しかし、Ep.III仕様ながら緩急室の形状や全体の雰囲気からEp.IからEp.IIに出来たのではないかと思われます。

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反対側です。緩急室はドアなどなく、開放状態で中に椅子が設えてあります。ここに座って手ブレーキを操作するのでしょうか。
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車端部側面です。緩急室は側面窓がなく、樹脂製レーリングが別パーツで付けられているのが見えます。またデッキ下にステップが付けられています。

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緩急室のない車端部側面です。私有貨車なので所有企業のロゴが記されています。ここに記されているAlfred Moeck社は、今もなおドイツLenningenにある採石やアスファルト製造などの企業です。
Alfred Moeck KG

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車体表記です。精細な印刷であることがわかります。右下はインサイダー会員向けモデルであることのお約束です。
DB表記の下は、車体番号と私有貨車の(P)マークが表記されています。その下には「Heimatwagen Bf. Oberlenningen」(所属 Oberlenningen駅)と記されています。何故Heimatbahnhofではなく、Heimatwagen と記されているのかはわかりません。

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台枠の表記です。凹凸がありながらもしっかりと印刷が施されているのがわかります。記載内容は、車体表記とほぼ同じです。

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車体妻部正面の前後画像です。

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車体を俯瞰したところです。無蓋部分は進行方向に梁がついているので、なんだかおかもちのようにも見えます。

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下回りです。ステップや配管など樹脂製パーツが別付けで幾つもついていますので、取り扱い注意です。
この辺りはメルクリンらしくない感じがします。この辺りの精細な表現を見ると、もしかしたらTRIXの設計なのかも知れません。
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48297 G Hannover "Bahlsen" / DRG (P) Ep.II [Maerklin-Guterwagen]

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昨日の記事で「Pick up!」を紹介しましたが、その製造元であるハノーファーのBahlsen社の広告入り貨車モデルを紹介したいと思います。このモデルもとうの昔にここで紹介したと思っていましたが、検索しても見つからず紹介を忘れていたのでしょう。

このモデルは、古典貨車に鮮やかなBahlsen社の広告が入っています。この広告を見ると昔からここのビスケット愛好者の多いことが窺われます。

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車端部分の側面です。緩急室が高い位置に設えてあり、窓からは屋根を通して列車全体が見通せるようになっています。乗務員は緩急室へは梯子を使って乗降します。
実車は、G形で後のG10形に相当します。1910年から製造されドイツ(初期は、まだドイツという国は存在しませんでした。)で1927年まで12万両を超える車両数を生産、運用に就いた最大の有蓋貨車です。

G形は様々なバリーションが存在するようですが、Hannover形の他、Kassel形やMünchen形などもあるようです。メルクリンでも屋根や緩急室の形状など複数のバリエーションが製品化されています。

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両側の車端部分を正面から見たところです。金属製のレーリングと樹脂のブレーキ回転棒など強度も考え合わせて程よいディテールを実現させているのは、メルクリンの進化を示す好例に思います。

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表記部分です。各種積載荷物の容量制限やDRGとHannover、そして車両番号が読み取れます。(P)は私有貨車を意味しますので、これはBahlsen社の所有のようです。

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広告の「LEIBNITZ-KEKS」ですが、これは昔も今もBahlsen社の主力商品のビスケット名です。パッケージこそ変わりましたが、ビスケットは変わらぬ味なのでしょう。赤い下地に「GROSSER PREIS 1904 - 1910 1911 - 1913」と記されていますので、この貨車は1913年以後の短期間に実際にあった車両かも知れません。(1914年あたりでしょうか。)

余談ですが、1914年にドイツ工作連盟(DWB)がケルンで建築展示会を開催しておりますが、この時お土産品にこの貨車に描かれているのと同じBahlsenのビスケットが用意されています。(パッケージのグラフィックは、当時の建築家でAEG社のデザイナーでもあったPeter Behlensによるものです)

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台枠を見ると、実車とは無関係な文字列が見えますが、これは1997年に10月11-19日までハノーファーで行われた第15回 IMA(国際鉄道模型展示会)についての記されています。このモデルはIMA開催を記念して、IMA会場やハノーファーの模型店で販売されていたことを示すものです。

Bahlsen社をそのモチーフに選んだのは、ハノーファーを代表する企業の1つであることに他ならないでしょう。IMAが開催されるときは、毎回開催地にちなんだ広告入りのモデルがメルクリンからリリースされています。

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モデルを俯瞰で見たところです。存在感のある貨車に見えます。

参考文献:「WAGEN」Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen





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46042 K 15 (Schienenreinigungswagen)/ DB Ep.III [Maerklin-Guterwagen]

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先日アップしたレールクリーニングカー(46010)の記事を記しながら、手元に同じクリーンニングカーがもう1両あるのですが、これも当ブログに記していなかったことは後になって気づくことになりました。
そこで、この貨車モデル(46042)についても紹介したいと思います。
このモデルは、2005年から2015年までの10年間に渡ってリリースされました。現在は仕様が変わりDBのEp.IV仕様のモデル(46049)としてリリースされています。(TRIX H0からはこのモデルと同番号表記のモデル(T24050)が現在リリースされています。また、すでにリリースは終了していますが、2両連結のウエザリングモデルが46036としてあります。いずれもデッキが付きモデルです。また、46036は唯一レールクリーニング機能がないモデルです。

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モデルの上画像は、車端部側面です。デッキが設置された上に緩急室が設えてあります。
表記は、DBの下にAugsburg 1895とあります。

この貨車の実車は、K 15形でその目的は廃棄物運搬です。基本的には前回紹介した46010と同じ車体を持つ2両の貨車で構成されていますが、こちらは緩急室が付いたタイプで単車になります。K 15形も緩急室つき、デッキ付き、デッキ無しの3種のバリエーションがあります。また、全長が長いタイプのK 15形(デッキ、緩急室無し)もあり、バリエーションは4種類のようです。
製造初年は1892年と既に120年以上前の設計になります。初期の車両にはスポーク車輪を履いているほどの車両で既に保存車両として余生を送っているものもあるほどです。

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緩急室側と反対側の妻部を正面から見たところです。

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表記は、標準的なところです。「Müllwagen」(廃棄物車)、Bw Lindau(リンダウ車両基地)、Heimat bf. Lindau-Reutin(所属駅 リンダウ・ロイティン)と記されています。
さらにその下には、Unterhaltungswerk AW Weiden(検査工場 ヴァイデン修理工場)と表記されています。
ちなみに、このAW Weidenは、私が以前勤務していた車両改造メーカーのPFA社の前身にあたる工場です。Weidenは、PFAが出来る以前はDBの大きな車両工場があり、それゆえ鉄道城下町と言われていた場所ですので、こうしてモデルからその痕跡が見えWeidenを懐かしく思い出しました。

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台枠の表記です。

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車体を裏返したところです。これもレールクリーニングカーのため、ダイカストの錘にパッドが付いています。他にスペアのパッドも付属していたので、車体の上部蓋を開けて中にスペアをしまっています。

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俯瞰でモデルを見たところです。

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今回もせっかくなので、Köf IIIに連結し、更に2両連結のクリーニングカーも繋げて3両で撮影しました。これで、遊ぶ前にこれを走らせればクリーニング効果は高まるでしょう。

さて、このK 15形のクリーニングカーは、先に挙げた3種の他に電機販売店チェーンのConradで2種の同形モデルがリリースされていました。1つはオレンジ色の車体(46041)のモデルで、もう1つはグレーの車体(46043)があり、また、別のメルクリン販売店MMCからDB Bahnbau Gruppe仕様の黄色車体(46049.001)モデルがあります。ここに記述したのは合計7種(9両)のK 15 / KK 15形モデルですが、もしかしたら、他にもあるかも知れません。
*先に挙げたTRIXモデルはこの貨車と同じ仕様のため7種には含めていません。

K 15 / KK 15形モデルのコレクションも楽しいでしょうね。

参考文献:K Elberfeld;Tk-u 900, 901 Zweiachsiger Klappdeckelwagen "WAGEN" / GeraNove Verlag
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46010 KK 15(Schienenreinigungswagen)/ DB Ep.III(10 Jahre Mitgliedschaft von Insider-Club) [Maerklin-Guterwagen]

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先日メルクリンファンの友人からインサイダー会員10年モデルの注文書が届いたけれども、購入すべきかどうか相談がありました。
そのモデルは私も手元にあるので、当然当ブログにも紹介済みと思い製品番号で検索してみましたが引っ掛からず、他の方法でも探してみたのですが見つかりませんでした。どうやら紹介するのを忘れていたみたいで、改めてこのモデルを箱から引っ張り出して撮影しました。今回はこのインサイダー会員10年モデルを紹介します。

このモデルは、2両で1ユニットとなっていて、既にレールクリーニングカーとしては、メルクリンモデルのプログラムに同様のモデルがありますが、塗装も異なり1両なので印象は随分違います。2両のモデルは永久連結されています。
また、これは緩急室が付いていないタイプです。この深緑色は客車で使われているChromoxidgrünに近いような気がしていますが、未確認です。

実車は、2両連結仕様のKK 15形です。基本的に3種のバリエーションがあり、緩急室付き、デッキ付き、デッキなしがあります。モデルはデッキなし仕様になります。製造初年は1958年とのことです。

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側面左端と右端のディテールです。車体表記は、良好です。DBのEp.III時代に準拠した表記ではありますが、DBのEp.III時代に準拠した表記ではありますが、Schienenreinigungswagen(レールクリーニングカー)は実車では存在しないので、モデルとしてそれらしい雰囲気だけは維持できています。DBの下には「Stuttgart 5306」と表記されています。
反対側の妻部側面には、インサイダーのロゴが印刷されています。

ちなみにこの実車形式はKK 15で、茶色のDB標準色などでMüllwagen(廃棄物運搬車)として運用されていました。

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妻部の正面です。レーリングを金属で表現するなど強度とディテールのバランスは適切ではないかと考えられます。

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2両のモデルの連結部分です。永久連結器がバッファの下に見えますが、視覚的には実車と同じスクリュー式カプラーです。NEM規格のカプラーポケットに差し込まれているだけなので、メルクリンのKKKカプラーに付け替えることも可能です。

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2両のモデルの中央には左右レールクリーニングのパッドが見えます。ダイカスト製の錘にパッドが付いていて台枠につけられています。錘があるのでレールへの吸着はある程度確保されていて、数回は走らせるとレールの汚れが付着しているのが目視で確認できますからある程度効果はあるのでしょう。

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裏側を見ると、錘とクリーニングパッドが見えます。パッドは交換可能です。

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表記のディーテールです。「Darf den Bereich der Anlage nicht verlassen!」(レイアウトから離れることは禁止!)とあるのは、ちょっとしたウィットではないかと思われます。
また、反対側には「Heimatbahnhof Heilbronn」(所属駅ハイルブロン)と記されています。

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モデルを上部から俯瞰したところです。上から見ると1両に6つの蓋が見えます。2両で12の蓋付き貨車ということですね。

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この貨車は廃棄物運搬車が実車の仕様ですので、車体はゴミ箱然としています。側板のついた無蓋貨車に蓋付きの屋根が載っている印象です。その蓋は全て可動式で開閉可能です。(ただしストッパはないので、開けたままにしておくことはできません)

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折角なので機関車にこの貨車を連結してみたくなりました。この貨車に似合う機関車としてすぐに思いついたのは、Köf IIIです。背の低いクリーニングカーに背の低いKöfは思った通り違和感ない組み合わせになりました。

あ、このクリーニングカーモデルですが、会員資格10年になったインサイダーのみに与えられる特典ですし、レイアウトを定期的に掃除できること(レールクリーニングの効果)も含めて注文することはオススメします。と回答しました。

*現在は、メルクリンH0から緩急室なしの単車ですがEp.IV仕様のレールクリーニングカーが46049としてリリースされています。
46049 / Schienenreinigungswagen

[追記]
車体の色調をRAL色票で確認したところ、Chromoxidgrünでは明るすぎ、Flaschengrünでは暗すぎます。その中間あたりのTannengrünが合っているように感じました。

参考文献:K Elberfeld;Tk-u 900, 901 Zweiachsiger Klappdeckelwagen "WAGEN" / GeraNove Verlag

[EDIT] 2019-05-12
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78310 El-u 061 / TWB Ep.VI [Maerklin-Guterwagen]

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以前、4430のバリエーションを紹介した中で、林業拡張セット(78310)に同梱されている同形貨車の画像を1枚アップさせて頂きました。これはT-Zugさんからお借りした画像で、この貨車についてもう少し詳しい説明が出来ればと、今回はこのモデルについて記してみたいと思います。

この貨車モデルは、2013年から2017年まで5年間リリースされました。El-u 061形/4430とベースは同じですが、そのままでセットに流用しないのは昨今のメルクリンらしい配慮です。同じ形式でも番号が違ったり仕様が異なったりするのは、コレクターが多いメルクリンファンに気を遣っている証拠でしょう。

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この拡張セットに同梱されているモデルについては、所属がDBではなくTWB(Triberger Waldbahn GmbH)となっていること。そして、仕様が最新のEp.VI、及び車体番号が4430とは異なる印刷であることが挙げられるのはもちろん、そのハイライトは積載されている木材チップが本物の木屑を積載していることです。(スタートアップシリーズが想定しているターゲット層に本物の木屑を積載したモデルが存在していること自体が、コスト面も含めて何やら別のターゲットがあるように思えてなりませんw)

この貨車だけでも欲しくなるコレクターはファンの中に少なからずいるでしょうが、残念ながら単品では用意されておらずセットにのみ同梱されているモデルになります。こういう配慮と商売っ気は、ドイツ人の中でも商売上手と言われるシュバーベン地方に拠点を置くメルクリンならではということでしょうか。しかし、特にこのようなことを多く語って宣伝しているわけではないので、このモデルの他にも様々なところで特別なモデルが存在しているような感じではあります。販売店ではそうしたちょっとしたメーカーの気遣い(たくらみ?)をメッセや商品が届いてから気づいて、常得意さまに伝えているのかも知れません。

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モデルの両面を左右からそれぞれ観た側面ですが、積載されている木材チップがシンメトリではないため、見え方が異なります。この積載物は取り外すことができ、裏側には製造メーカーのシールも貼ってあるのでメルクリンでは調達した積荷をアセンブリしていると思われます。

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下回りは、当初のような共通の44XX台枠ではなく、印象は正しく表現されています。レレックスカプラーを持つスタートアップシリーズに位置づけされたモデルでもあるのですが、長いリリース期間を経て中々実感的な形になってきている印象です。

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車体の印刷も、現代のメルクリンモデルの水準で精細です。
このセットのテーマの林業は、多くのドイツ人が散策を好む森林を走る列車ということもあり、多くの子供たちや大人をも惹きつけるテーマでもありましょう。実際にここで表記されているTWB(Triberger Waldbahn GmbH)という名称の会社名はネットでは見つけることができませんでしたが、ファンタジーモデルでありながらも黒い森地方にあるTribergの森林鉄道という想定であることが想像できます。

この4430ベースモデルも今後はKKKカプラー化や前にも記した左右の荷台が実際に持ち上がるような機能を加えたモデルも登場することで、スタートアップモデルから1段進化した精密なモデルに変身できるようになるのではと夢見てしまいました。

最後に、これらある意味貴重なモデルの画像を快く貸していただき、当ブログで公開の許可をいただきましたことをT-Zugさんに改めて感謝、御礼申し上げます。

Special Thanks: T-Zugさん
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El-u 061(4430)のバリエーション [Maerklin-Guterwagen]

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▲ 左は4430、右は4431。両車ともEp.III仕様。

先日記した4430モデルの記事をFacebookリンクしたところ、少なからずの反響を頂き、様々なバリーションの存在を知ることができました。それらモデルのバリエーションの画像をお借りすることが出来ましたのでご紹介したいと思います。

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手前のモデルは4430で、奥のモデルがスタートセット(29139)の同形モデルです。時代設定が違う(4430はEp.IIIで29139はEp.IV)ためか車体の色が違うようです。また、4430は初期モデルのようで、台枠床下にトラスが付いています。これは実車ではトラスなしのため、現在では4430もトラスはありません。

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4430が市場に登場した1977年のメルクリン英語版カタログページです。44XXモデルのうち2軸貨車は、有蓋車、無蓋車、冷蔵車、ホッパ車、さらにはタンク車についても全て台枠床下にトラスが付いています。これはおそらくこれら全て同じ台枠にすることで製造コスト削減を図ったものと推測できます。

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左は、4430に(樹脂製)石炭を積載した4431です。右側のモデルはリリプット製の同形モデル(21100)で、実車同様左右の車体が可動します。フライッシュマン製の同形モデルも左右の車体が可動するようです。

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最後は、林業追加セット(78310)に同梱されている同形モデルです。積荷が木材チップですが、実物の木屑を使って表現されています。
このモデルについては、別の機会にご紹介したいと考えています。

4430だけに焦点を合わせると、Koll'sによれば以下のの5つのバリエーションがあるようです。

4430.1 1977-1981: Ep.III トラス付き「510 2 381-9」
4430.2 1981-1987: Ep.III (1982/83 Ep.IV)トラス付き、ブレーキ表記なし「510 2 381-9」
4430.3 1988-1994: Ep.IV トラス付き、Hobbyブランド「510 2 381-9」
4430.4 1994: Ep.IV 台枠トラスなし「510 2 381-9」
4430.5 1994- :Ep.IV 台枠トラスなし「510 2 382-7」

となっています。Ep.IIIとEp.IVの違いは、車体四角の2本の白いマーキングの有無です。Ep.IIIはマーキングがあります。
4430を1つとっても興味深いバリエーションがあることが理解できますね。

Special Thanks: T-Zugさん、T.Aさん、Shonan-boyさん

[EDIT] 2019-04-17
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4513 Kippwagen [Maerklin-Guterwagen]

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前々回の記事で紹介した無蓋車、随分前に紹介した冷蔵車、そして当ブログで最初に紹介した89形蒸気機関車とオーバルレイアウトのMレールのスタートセット(3200)に同梱されていたもう1両のホッパ貨車を紹介します。
これを購入したのは1971年、服飾関係のツアーでヨーロッパ視察旅行に出かけた亡母に無理を言ってスタートセットを買ってもらったものですが、トランスなしで小さいとは言え、スタートセットです。良く持って帰ってきてくれたと感謝以外の何物でもありません。これが私のメルクリンのスタートでした。
このスタートセットを手に入れてすぐ、亡父と渋谷のメルクリン販売店に100V仕様のトランスを買いに行ったのは言うまでもありません。今のスタートセットはすべて電源がついていますが、当時はトランスなしも用意されていたのは、海外旅行のお土産として買うという需要もあったからなのかも知れません。

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このモデルは、おそらく形式など存在しないファンタジーモデルと思われます。単品では4513という製品番号で販売されていました。Koll'sによれば1953年から1976年まで23年間のリリースで3つのグループがあるようです。販売終了の翌年からは、4413として樹脂製台枠の新開発モデルが登場しています。

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上画像は妻部分を側面と正面から見たところです。ホッパが回転できるよう金属製ストッパーが付いています。

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ストッパーを外してホッパーを回転させたのが上画像です。

スタートセットとして小学生低学年の子供が遊ぶのには丁度適当なサイズで想像力や様々な知識が育まれるセットではないかと今にしてみれば思うのですが、当時はカタログを眺めながら「V200や01形に数量のD-Zug客車のついたセットが欲しかった..」...とは、買ってきてくれた親には言えなかったですw
タグ:Kippwagen
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