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1977/78年 日本語版カタログ [Maerklin-Allgemein]

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昨日の記事を書くに当たって、3099モデルの資料を探していたら、このモデルが新製品として登場した1977/78年版のメルクリンカタログを見つけました。このカタログは私が中学生の頃のものだと思います。小学生の時に買ってもらったカタログと比べて読み倒したような跡がなかったので、その頃はきっと他の読み物(と言っても鉄道趣味誌でしたが..w)の方が興味があったのかも知れません。
このカタログは日本語版ですが、英語版も手元にあるところを見ると先に英語版がお店に並んで、その後日本語版を買ったのかも知れません。

当時は、メルクリンの日本総代理店があり、今のような分厚いカタログではないにせよ、日本語版があるのは、それだけメルクリン社もアジア最大のマーケットとしての認識はあったのだと思います。また、先日オークションサイトで大正時代(1910年代)の(日本語版!)メルクリンカタログ2冊が出ていて、当時からメルクリンを輸入していた商社があったこと自体に驚きました。

さて、今回はせっかくなので今から42年前のメルクリンカタログの抜粋画像と共に当時のメルクリンを紹介したいと思います。

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目次です。当時はメルクリンH0、ミニクラブ、1番、スプリント、メタルの5種類のカテゴリがラインナップしていました。今はスプリントとメタルがありませんから3種類ですが、H0ながら幼少むけmy worldや、カタログは違いますがTRIXやLGBもありますからメルクリンは確実にアイテムを拡大していることがわかります。

そしてこのページの左下には、総代理店名と共に翻訳者である篠原正瑛氏のクレジットが記されています。彼の翻訳は実車やモデルに誰よりも通じた日本人であることから、正確さと共に表現の奥深さを感じるものです。

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当時のカタログは、製品紹介と共にレイアウトシーンを挟んでいて観るものをメルクリンの世界に誘います。

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この頃は、リリースされている機関車モデルの分解図をカタログに載せていました。メルクリンH0モデルの構造が自然と理解できる試みです。今は公式ウエブページのプロダクトページから部品番号を記した分解図を見ることができます。

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当時数種類のスタートセットが用意されていました。トランス付きが二つ、そしてトランスなしでより充実したモデルが入ったセットが3つです。いずれもオーバルのM式レールが付いています。特に03形蒸気機関車牽引急行列車セットは憧れていましたが、当時私が手書きで記した値段を見れば分かるように、とても子供の小遣いで買えるような値段ではありませんでした。

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新製品のDRG38形蒸気機関車(3099)とそれに合わせた客車2種の紹介ページです。ここで篠原氏翻訳による38形機関車についての解説が日本語で記されているのは貴重です。この年はいくつかの機関車モデルが新製品として発表されましたが、新金型でもないこの38形モデルが見開きページで紹介されていることにこの年のメルクリンH0の目玉モデルであったことが窺えます。

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ここには、同じ新製品の111形モデルも出ていますが、新金型の割に扱いが38形モデルとは違うので個人的にはちょっと寂しい感じがします。

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ミニクラブのページです。

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1番ゲージです。当時はまだ小型の機関車や2軸客車、2軸貨車などアイテムも少なく小さなモデルばかりでした。

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メルクリン・スプリントです。スロットカーですが、日本には正規輸入されませんでした。しかし、カタログではしっかり日本語の解説や商品説明が掲載されていて、手に入れたい人もいたのではないでしょうか。

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メタルです。これも当時はおそらく輸入されていなかったのではと思います。

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最後のページは、過去に遡って歴史的なメルクリンモデルが掲載されたカタログページの写しが掲載されています。メルクリンが歴史ある鉄道模型メーカーであることをアピールする証左として当時は毎年カタログにこうしたページが掲載されていました。

こうしてみると、メルクリンモデルは進化していることがよくわかりますが、その進化の過程は非常にゆったりとしたもので、デジタルの導入などエポックメーキングな年もありますが、その歩みは徐々に..であり、着実に進んでいたことが、40年以上経った今このカタログを改めて観ると良く理解できます。
これから10年後、20年後のメルクリンはどのような進化を遂げているかはわかりませんが、一つだけ言えるのは、今メルクリンで遊んでいるユーザーは、20年後でも同じモデルで遊ぶことができるであろうということ。そしてその遊びの基本的な概念は同じであろうということだと、過去のカタログから容易に想像できることを確信しました。
タグ:Katalog
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Shonan-Boy

こんにちは。
昔のカタログ、懐かしく拝見しました。
記述の中に、”メタル”の製品の事が書かれていましたが、1950年代後半(小学生の頃)に父親に買ってもらったと思うのですが、わくわくしながら色々組み立てて楽しんだことを思い出しました。
by Shonan-Boy (2019-06-03 21:50) 

Akira

こんばんは、Shonan-Boyさん。

コメントありがとうございます。メタルは、この時は輸入されていなかったと思いますが、50年代は日本でも手に入ったのですね。全て金属製でメルクリンらしい製品ですが、今はラインナップから外れて久しいです。復刻版がたまに出るくらいですが、今もドイツでは人気があるようですね。
by Akira (2019-06-03 22:18) 

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