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Ep.II/III時代の貨車表記について [Maerklin-Guterwagen]

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▲ 出典:0310 DIE MÄRKLIN-BAHN H0 UND IHR GROSSES VORBILDより

先日当ブログで4795について、当時の車体表記の疑問を投げかけたところ、すぐにめるふぁんさんからこの表記についての資料を頂き、その詳細を理解することができました。その資料が上画像(Abb.134部分)になります。

どうやらこの時代は、貨車の積載重量制限は文字と数字で表記するのとは別に、直感的に理解できる工夫がされていたことがこの資料から読み取れます。制限重量を8種に分け、その数字はt(トン)単位で表記。そして数字を囲う枠線をそれぞれで異なる形状にすることで、作業従事者は一目で理解できるよう工夫されています。

IMG_4365sn.jpg

画像は、先の4795の妻部に印刷されているものですが、四角枠に「20」と記されていれば制限積載重量が20tであることが一目で理解できます。

他のモデルでもこうした表記を探したところ、半円形枠に「15」という数字を見つけました。(下画像)
しかし、これは無蓋貨車で妻部に表記できるスペースがなかったためか、側面の台枠妻部付近に表記されています。

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こうして見ると当時の貨車に益々興味が湧いてきます。

また、貨車の四隅に記されている2本(あるいは3本)の横棒ですが、これも4つの種類があることがこの資料(Abb.135 a - d)で理解できます。どうやらこれはブレーキの種類で表記が異なるようです。ブレーキホース(圧搾空気制動管)の有無とブレーキメーカー(クノール社製やウェスチングハウス製など)と種類で表記が異なるようです。これも作業員が把握していれば、文字に頼ることなくどのようなブレーキなのかすぐに理解できる工夫でしょう。

これら車体表記はEp.IVのUICナンバー化で消滅しました。コンピュータのない時代、如何に工夫を凝らして貨車とそれを扱う人間とのコミュニケートができるかの知恵の1つだと感じました。今やIoTの時代ですから貨車に電子タグを付けることで一元的に膨大な貨車をどの端末からでも把握できる時代になっていますが、こうしたプリミティブな表記を省みることも模型の楽しみの1つなのでしょうね。

Special Thanks: めるふぁんさん

[参考文献]
0310 「DIE MÄRKLIN-BAHN H0 UND IHR GROSSES VORBILD」/ Märklin Gebr. & Cie. GmbH. Fabrik feiner Metallwaren
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