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伊香保電車の展示 in 渋川 [日本の鉄道]

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丁度一週間前の土曜日のことである。以前当ブログでも紹介した渋川の個人宅で保存されていた伊香保電車27号が渋川市に寄付されたことで、それまでなかった下回りを装着するなどの整備を受けていた同車が最終的な保存先である伊香保温泉へ向かう途中、渋川市街地で数時間だけ市民にお披露目を兼ねた展示が行われた。画像は、トレーラーに載せられた27号。

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車両を見て最初に、色が若干違う...と感じた事である。もちろん私が生まれる前に廃線となったこの鉄道は、オリジナルの色を知る術もない。会場でこの車両のレストアに携わった方にお聞きしたところ、今回塗り替えられた塗装色が正しいとのこと。ボディの腰上部分のクリームは以前より黄色味が強く、腰下の茶色は少し明るい印象である。

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変わったところと言えば、サボもそうである。以前は黒地に白色文字であったが、正しくは白地に黒文字とのこと。ニクいのは前後に新たに加えられた行先表示板が伊香保温泉方面には「伊香保行」で渋川方面には「渋川行」と表示されている。
まだ屋根上の集電装置は未装着である。

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この電車に新たに装着された台車は、オリジナルと同形の台車をわざわざ探して見つけたとのこと。

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ちょっとボケてしまっているが、床下を覗いたところ。個人宅の庭に50年以上設置されていたにも関わらず、床下を見る限り非常に良好な状態であることがわかる。この電車は、ボディが完全木造。鋼鉄製部分は、台車。そしてそれとボディを繋ぐ金具のみである。残念ながらモーターや駆動ギア部分などは未装着である。静態保存なので致し方ないのかも知れない。

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暫くの展示から再びトレーラーに牽かれて一路伊香保温泉に向かう電車を渋川に残る歴史的建造物をバックに撮影したのが上画像。この電車が走っていた同じ道をトレーラーに載りながら走り去る姿は、少しだけであるが、50年以上前の姿を思い起こさせてくれる光景であったのかも知れません。

これからこの電車は伊香保温泉で設置整備を進め、正式に保存設置される日を楽しみに待ちたいと思う。
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コメント 4

東西急行

Akira様、東西急行です。
運搬車に背負われ保存場所を目指す木製電気車が非常に印象に
残る一枚です。

by 東西急行 (2014-02-02 08:41) 

Akira

東西急行さん、おはようございます。

おそらく、この場所を(トレーラーの背中の上であっても)走る姿を見るのは最後と思いつつ撮影しました。
この車両がここまで良い状態で残っていたこと自体が奇跡的でありました。これからは公の元で整備と保存が進みますが、いつまでも良い状態で保存されますことを願うものです。
by Akira (2014-02-02 10:44) 

nabepolo

こんにちは♪
今にも走り出しそうな、素晴らしい状態ですね!
by nabepolo (2014-02-02 12:53) 

Akira

こんにちは、nabepoloさん。

はい、それほど美しい状態で保存されていました。この時は車端部の制御機器もありませんでしたし、床下には少しの配線が残るのみでしたが、プリミティヴな構造だと思うのでモーターと制御器などを加えれば走れるようになるかもですね。
車内は、ニスが上塗りされていて美しさが蘇っていましたが、この時は車内に立ち入る事は出来ませんでした。これが数年前の暫くの間、車内にメルクリンのレールが敷かれていたということを知っている人は少ないでしょうね。
by Akira (2014-02-03 19:12) 

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