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AIRPORT EXPRESS HÖHENFLUG AUF SCHIENEN [欧州鉄道]

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▲ Stuttgart Hbfに停車中のLHAE客車

今年のメルクリン秋の新製品で、告知された103.1形機関車牽引のLHAE客車は、私自身ちょっと驚いてしまいました。それは111形牽引のLHAEがリリースされて僅かの時間しか経っていなかったため、もう暫くしてからと思っていたからです。

今回2668セットの2種の客車を2回に分けて触れてみましたが、このモデルを買ったのは、私がこれの実車を改造したPFA社に勤めて最初のクリスマスを迎えた時だったと記憶しています。たまたま休日に住まいのあったWeidenから南に約100KmほどのRegensburgに買い物に出かけた時、中心市街地の模型店でこのセットがセールをしていたのを見つけたので、これをその年のクリスマスプレゼントとしました。実際に乗客として乗ったことはなかったのですが、Stuttgart Hbf駅で見たり、Bruchsal - VeihingenのNBS(高速新線)で撮影したりと、当時のDB路線では花形列車ということもあり、これを安く買えたことが嬉しかったのを覚えています。

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さて、そのLHAE客車は私の勤めていたPFA社で改造されたことは先にも記しましたが、当時PFA社の自社パンフレットは、プロダクトごとにパンフレットを作成していて、このLHAE客車も例外ではありませんでした。そこで今回は、このパンフレットを紹介したいと思います。

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上画像は、見開きでBpmz 296のインテリアです。Bpmzといえば2等車の表記なので、私も最初は違和感を覚えていたのですが、それはUICの表記規格であり、LHのカテゴリには1等、2等はないので、種車の表記のままということのようです。もちろんシート生地などはLHのCIに準拠したカラースキームで、天井の照明デザインなども異なります。
なお、このLHAE客車はBpmz/Avmz両車両ともDesign Center Stuttgartの1992年の賞に選定されています。

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上画像は、Avmz 106のインテリアです。これは、それまでのAvmz 206の通常の区分室とは異なり、1つの区分室のほか、InterRegio客車にあるような2区画、あるいは3区画を1つの区分室としたレイアウトにしています。それまでの1区部室あたりの定員6名を5名としているところもInterRegio客車と同様です。(InterRegio客車のような、座席のオフセットはありません)また、空いたスペースには、ワードローブを設けています。

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BpmzとAvmzのレイアウト図面です。Bpmzの座席配置は、種車のBpmzとは大きく異なり、当時最新であったICE 1のシートを1+2の配列で設備、中ほどにはワードローヴを配置するなど、レイアウトはICE1の1等開放部分を1両まるごとレイアウトし直した印象です。
Avmzは、左から、1(5名)、3(15名)、2(10名)、1(5名)と区分室を3種に作り分けています。
Bpmz、Avmzとも車端部の1区分室スペースを片側に荷物室、反対側には機内食ならぬ車内食用アトラスコンテナが収納できるギャレーとして設備されているのがわかります。

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車両主要諸元表となります。

今や、これら全ての車両は再改造され現存しないので、見ることはできませんが、模型では新しい28,2cmモデルで見ることができるのは歓迎すべきことで、モデルのインテリアも実車になるべく忠実であって欲しいと願わずにはいられません。

Herbstneuheiten 2016 [Maerklin-Allgemein]

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先ほど、メルクリンの公式サイトで今年の秋の新製品が公開されました。本来ならドイツ語版パンフレットをダウンロードしたいところでしたが、試したところリンクが切れているようなので英語版でダウンロードしたPDFファイルをiPadに落として眺めています。以下ページにPDFの各国語版のリンクがあります。
*現在はドイツ語版もリンクが回復されています。

http://www.maerklin.de/de/produkte/neuheiten/

今回の新製品も(少なくとも私には)興味深いモデルが多く、パンフレットを眺めているだけで楽しいラインナップです。その中で幾つかのページをピックアップして撮影した画像を貼っておきます。

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Ep.IV時代には時々D-Zugに連結されていた荷物車(MDyge 986)が2種MHIモデルとして告知されています。1つが2両セット(43993)で、もう一つは上画像のデジタルファンクション機能を持つモデル(43992)です。

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▲ パンフレットのPDF画面でもAR機能が働いてiPhoneのアプリで立体画像が見えます。

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▲ 更に、ARアプリの画面にあるファンクションボタンで多彩なサウンドが再現可能

このファンクションモデルは、室内照明や尾灯のon/offの他、多彩なサウンドが奏でられます。(MS2/CS1-2/CS3などで計16種のファンクションが機能)
このパンフレットにはiPhoneなどでメルクリンのARアプリを起動させると、このモデルが立体画像で眺められ、サウンドファンクション聴くことができます。

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今回驚いたのは、先日アップした103.1形機関車牽引のLHAE(26680)が新しい金属製機関車モデルと28,2cmモデルとしてMHI製品で告知されていたことです。客車は期待していた尾灯点灯ができます。

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もう一つのサプライズは、旧DRの客車セット(42980)の告知です。てっきり新金型製品かと思ったら、ハイライトにはその旨の記述がなく、解説の最後にTillig社(旧Sachsenmodelle)のOEMであることが記されています。DRの蒸気機関車、BR01.5(39206)との組み合わせでリリースされるモデルで、一回限りのOEM生産とはいえ、DR客車モデルがメルクリンからリリースされること自体が驚きました。

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クリスマス向け機関車は、昨年に引き続き50形をベースにしたモデルです。このページもARアプリで見ると上画像のように煙が機関車から出てくるのが見えます。

他にも、タルキスカラーの118形機関車(37685)、バーデンのIV h 牽引の木造CIWLオリエント急行客車セット(26922)、両運転台のBR 640 LINT(36640)、TEEカラーでEp.V仕様のBR120.0(37528)、BR 403 ICE3(37788/43735)など興味深いモデルが多く告知されています。

2668 Bpmz 296 / LHAE Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

前回から一週間ほど開いてしまいましたが、今回も前回のLHAEセットの客車です。今回紹介するモデルは、DBのIC/EC用2等開放室客車であるBpmz 291をベースとした改造車両です。LHAEのCI/PIに合わせて室内はグレー、外観塗装はLHイエローとライトグレーとなり、特にインテリアは、改造前の2等車とは全く異なる1等車以上の設備とサービスを誇る車両となりました。(中央にワードローブ兼荷物置きを配置し、ICE1と同じシートを使った座席配置は2+1)改造は、当時InterRegioの改造を手掛けていたPFA社と旧DRの車両工場であるRAW Halberstadtで行われました。
3両の客車がBR103 101に牽引されてNBSを高速で走る姿は、LH航空券を持つ乗客だけが受けられるサービスと相まって、LHAEが最も輝ける最後の時期でもあったように思います。

このモデルも全長26,4cmで1992年から94年まで3年間リリースされました。

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区分室客車ではないため、区分室側/通路側という言い方は出来ません。そのため、ここでは非手ブレーキ側(NHBrE)と記しておきます。

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台車は、区分室客車のAvmz 106のFIAT製 Y 0270Sと異なり、MD522を履いています。

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側面車端部です。非手ブレーキ側でトイレがない側になります。
このモデルも気密化改造を施した仕様のため、貫通路、尾灯、出入口ドア形状などの特徴が表現されています。

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表記の印刷は、1990年代のモデルとしては、標準的なレヴェルであるとは思いますが、今の基準からすれば、滲みなどもあり精細とは言えません。

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最高速度制限が200Km/h、単電源仕様、所属管理がStuttgart、所属駅がStuttgart Hbfと表記されています。

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REV表記は1991年8月12日です。


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LHAEは3両編成で、うち2両は開放室客車で組成されています。そのため、この2668セットも3両ある客車のうち2両は開放室客車となっています。

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側面車端部です。手ブレーキ側(HBrE)になります。トイレの曇りガラス窓も見えます。

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車体番号表記です。

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最高速度制限は200Km/h、単電源仕様、私有である(P)マーク表記が見えます。

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客車諸元データの表記です。DBマークも記されていますので所有はLHではなくDBからリースされているのかも知れません。

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REV表記は、1991年7月25日となっています。

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車端部正面です。気密化された貫通路、角に移動した形状も変更された尾灯が見えます。このモデルは尾灯が別パーツではないため、尾灯の点灯は難しいでしょう。28,2cmモデルで気密化改造後がリリースされた時はそれが可能となれば嬉しいです。(このモデルは赤色を塗料で差しています)

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ショーティなモデルながら特徴を良く掴んでデフォルメできていることがわかります。2668セットはこれで全て紹介済みとなります。111形の牽引するLHAEは28,2cmで既に実現していますので、いずれは、この気密化改造後の103.1形牽引するLHAEもリリースされることが期待できますが、ここで挙げた尾灯の点灯準備など、現代にふさわしいこだわりを持ったモデルで登場してほしいものです。

[参考文献]
Der Lufthansa Airport Express / BAHN-SPECIAL 2/92

2668 Avmz 106 / LHAE Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 区分室側
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▲ 通路側

久しぶりに客車モデルを紹介します。今回はEUROFIMA客車としてDBで登場した1等区分室客車(Avmz 207形)をLufthansa Airport ExpressのFrankfurt/M - Stuttgart線が高速新線(NBS)に移行される際に改造し増備された車両を模型化したものです。実車は高速運転でのトンネル通過でも耳ツンなどの気圧変化に対応した気密構造仕様に改造したAvmz 106形で、外観上はドアや貫通幌、尾灯の違いなどで改造前の車両との区別がつきます。また改造はPFAによるものです。

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▲ 側面車端部。改造された気密構造のプラグドアと新しく設けられたLEDによる車号表示器がドアの右に見えます。台車はオリジナルFIAT製のものです。

このモデルは、2668セットとして103.1形モデルとともに1992年から94年まで3年間リリースされました。モデルは26,4cmで、LufthansaのCIに基づいた美しいカラーリングが目を惹きます。

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▲ 車体番号と形式表記

車体番号は、「70 80 84-95 753-7」。

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▲ 最高速度許可と電源、所属表記

最高許可速度は200Km/h、単電源のようです。私有客車である(P)も表記されています。所属はBD Stuttgart、所属駅はStuttgart Hbf.です。

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▲ REV表記は、1991.07.02。

表記は全般的に滲みが少なく1990年代のモデルの水準です。

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妻部正面と斜めから見たところです。気密タイプの貫通幌押さえがわかります。ゴム幌と異なり板状のため、連結時に隙間なく密着され車内の気密が保たれる構造になっています。連結する相手が通常のゴム幌の場合は気密は保たれませんが、隙間ができない構造なので貫通路としての機能は果たせます。

また、この板状の貫通部の構造により丸型尾灯ではなく角部分に回り込んだ四角い形状の尾灯が付いているのが特徴的です。(モデルは尾灯部分に赤色を指してあります)

この車両のインテリアは、以前のLHAE仕様のAvmz 206形とは似ているものの、細部はリファインされており、ディテールはより洗練されたものになっていました。残念ながらLHAEが廃止されてしまった現在では見ることも叶いませんが、私自身が求職活動でドイツのPFA社に面接に訪れた際、工場見学をした時ちょうど改造中だったこの車両の車内に入ったことがあります。LHAEの廃止決定が行われたのが、それから間もなくのことでした。そんなことで非常に短命に終わってしまったこのLHAE客車は、残念ながらこの時がこの車両を見た最初で最後ということになりました。
タグ:DB Lufthansa Ep.V LHAE

25 Jahre Eisenbahn-Romantik [欧州鉄道]

昨日からドイツのBlumbergという場所で、SWR(南西ドイツ放送局)の鉄道番組「Eisenbahn-Romantik」放送25周年記念イベントが行われています。

この番組は、私がドイツに渡って1年後、それまでのホームステイから大学入学とそれに伴う引っ越しでアパート暮らしとなり、テレビを購入してからこの番組を毎週観るようになりました。そこで得られたドイツやヨーロッパの鉄道の歴史など、多くをこの番組から学ぶことができました。

さて、この番組が始まった当初からのモデレーターであるHagen von Ortloff氏は、ドイツはもとより世界中の鉄道を取材しているので、欧州鉄道ファンには馴染み深い方です。彼らが日本の鉄道取材に来た時は、私がアテンドしたこともあって当ブログでもほぼ毎日取材の様子をレポートしました。
彼らが来日した時は、当ブログの読者の一部の方とも彼との交流を楽しまれた記憶があるかと思います。

そんな縁で今でも良き友人として時々連絡を取り合う仲のHagenさんですが、SWR放送局での定年を迎え、彼と彼が行ってきた取材の足跡を追う特別番組が本日以下サイトで配信されました。

http://www.swr.de/eisenbahn-romantik/ebr-877-portraet-hagen/-/id=13831034/did=17583404/nid=13831034/1ops4oe/index.html

彼は、ドイツではモデレーターということもあって当地の鉄道ファンなら「ミスター・アイゼンバーン」として知らぬ者はいないほど有名な方ですが、当のご本人は非常に気さくで冗談の大好きな明るいオジさんという印象です。また、誰とでも腹を割って対等に話すことのできる方でもあり、また東日本大震災でもいち早く私の元に安否を気遣ってくれた方でもあります。

今後は、世界中の鉄道マンや鉄道ファンとつながりを持つ一人の鉄道ファンとして、ゆっくり時間を掛けて好きなことに時間を費やして欲しいと思います。そして、願わくば、また日本の鉄道に乗りに来て欲しいです。

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